小室 聖也
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法人カードは何がおすすめなのかわからず、悩んでいませんか?
法人カード選びでは、複数枚の法人カードを比較し、目的にあったものを選ぶのが重要になります。
今回は、自分にあった法人カードを見つけられるよう、比較ポイントや、目的別でおすすめのカードを紹介していきます。
記事を読めば、法人カードのメリットやデメリット、自分にあった法人カードを見つけることができるでしょう!
目次
- 1 法人カード(ビジネスカード・コーポレートカード)とは?
- 2 法人カードの特徴、個人カードとの違い
- 3 【2019年最新版】法人カードでおすすめのクレジットカードランキングTOP5
- 4 法人カードおすすめランキング第1位:アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- 5 法人カードおすすめランキング第2位:JCB法人カード
- 6 法人カードおすすめランキング第3位:オリコEXGold forBiz M/S
- 7 法人カードおすすめランキング第4位:三井住友ビジネスカード for Owners(クラシック)
- 8 法人カードおすすめランキング第5位:楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)
- 9 審査が不安な法人様は、SBSプレミアムカードも要チェック!
- 10 「法人カードの審査に落ちてしまった」「審査が不安」という方はチャージ式のBizプリカがおすすめ!
- 11 法人カードの選び方と比較ポイントについて
- 12 法人カードの選び方・比較ポイント①:審査基準で選ぶ
- 13 法人カードの選び方・比較ポイント②:年会費で選ぶ
- 14 法人カードの選び方・比較ポイント③:利用限度額で選ぶ
- 15 法人カードの選び方・比較ポイント④:追加カード発行枚数で選ぶ
- 16 法人カードの選び方・比較ポイント⑤:付帯サービスで選ぶ
- 17 目的別でおすすめの法人カードを複数枚比較
- 18 創業から間もない・1年未満の方におすすめ法人カード
- 19 コスパ重視でとにかくポイントをザクザク貯めたい人におすすめの法人カード
- 20 【マイル還元率重視】飛行機に乗る機会が多い人におすすめの法人カード
- 21 ステータス性が高いおすすめの法人カード
- 22 法人カードのメリット
- 23 ポイント還元がされるので、現金払いよりも圧倒的にお得!
- 24 法人カードなら経費精算が楽に!仮払いや立て替えも必要なくなる
- 25 海外旅行保険や空港ラウンジなどの付帯サービスが利用できる
- 26 法人カードによっては福利厚生サービスを提供している種類もある
- 27 法人カードのデメリット
- 28 法人カードの限度額が初期だと小さい
- 29 法人経営者の場合、キャッシングサービスが使えない
- 30 法人カードはゴールドカード以上でないとクライアントにマイナスイメージを与える
- 31 まとめ
この記事の監修者 | 監修者詳細 |
山岸 優希 -Yuki Yamagishi- (ファイナンシャルプランナー) 日本FP協会の定めるファイナンシャルプランナーの資格を持ち、当サイトの金融系記事を監修。 ファイナンシャルプランナーの知識で、かねラボの記事を”より正しく””わかりやすい”ものにしている。 →くわしいプロフィールはこちら |
法人カード(ビジネスカード・コーポレートカード)とは?
法人カードとは、企業の経営者や個人事業主向けに発行しているクレジットカードのことです。
よく法人カードやビジネスカード、コーポレートカードというのを耳にしますが、どれも「法人カード」のことを指しています。
企業や法人の規模によって呼び名が変わりますが、法人カードであり、機能面でも差はありません。
個人事業主や中小企業で従業員が20人以下の呼び名が「ビジネスカード」従業員数20名以上の呼び名が「コーポレートカード」になります。
法人カードの種類 | 従業員数 |
コーポレートカードの定義 | 20人以上 |
ビジネスカードの定義 | 20人以下 |
法人カードの特徴、個人カードとの違い
法人カードの特徴は引き落とし口座に法人口座を設定できるという特徴があります。
限度額も数百万まで設定されていることが多く、クレジットカードヒストリー(返済履歴)によっては、さらに大きい限度額を設定できます。
また、法人カードは原則一括払いで、個人事業主以外はクレジットカードのキャッシングサービスを使うことはできません。
対して、個人カードは個人口座を引き落としに設定し、限度額は大体20万円から30万円が一般的です。
支払い方法も分割払いやリボ払いなど複数あり、キャッシングサービスも利用できます。
つまり、法人カードと個人カードではそもそも使用用途が違うということを覚えておきましょう。
【2019年最新版】法人カードでおすすめのクレジットカードランキングTOP5
法人カードでおすすめのクレジットカードをランキング形式で5枚紹介していきます。
今回紹介するカードは以下の通りです。
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- JCB法人カード
- オリコEXGold forBiz
- 三井住友ビジネスカード for Owners
- 楽天プレミアムカード
上記ランキングは2019年現在の法人カードを比較して決まったランキングになるので、これから法人カードに申し込みを考えている人は参考にしてください!
法人カードおすすめランキング第1位:アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
基本情報 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 31,000円 (初年度無料) |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
ETCカード | 年会費500円/枚(5枚まで) |
追加カード | 税抜12,000円/枚 |
利用限度額 | 審査時に決まる |
海外旅行傷害保険 | 最大1億円 |
交換可能マイル | ANAマイル/スカイマイル |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(アメックスビジネスゴールドカード)は創業1年目の法人や個人事業主の方に最もおすすめの法人カードです。
審査通過率が以外に高く(3人2人は通る審査通過率)利用限度額が一律制限なしになっています。
限度額がないのではなく、審査時のスコアリングにて限度額が決まります。
ステータスとしても高いので人前出しても恥ずかしくありません。
また、ビジネスをサポートする様々な特典があり、空港ラウンジサービスや、アメックスビジネス会員専用のイベントなどに参加できる特典が付帯されています。
ANAマイルを貯めるのにも向いており、「メンバーシップ・リワード・プラス」(年会費3,000円)に加入すればマイル還元率を1%まで上げることができます!
- アメックスビジネスゴールドは利用限度が決まっていない(初期大体200万円で設定されている)
- 初年度無料、利用額が200万を超えると30,000ポイントプレゼント!
- 国内28ヶ所と海外2ヶ所の空港ラウンジが利用できる!
- 日本最大級のビジネス情報データベースサービス「ジー・サーチ」が年会費無料で利用できます!
- 福利厚生サービス「クラブオフ」で対象施設にて優待価格で利用可能
- 配送・代行サービス・商品購入などを優待価格で利用できる「ビジネス・セービング」
- アメックス・ビジネス会員限定のイベントにも参加できる!
- 充実した海外旅行傷害保険で最大1億円まで保障!
- ANAマイルの還元率は驚異の1%(メンバーシップ・リワード・プラス加入条件)
- レストラン予約サービスや手荷物無料配送など実用性の高い特典がとにかく多い!
法人カードおすすめランキング第2位:JCB法人カード
基本情報 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 1,250円(税別) (オンライン入会で初年度無料) |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB |
ETCカード | 年会費1,250円/枚 (本カードが無料なら1枚目初年度無料) |
追加カード | 税抜1,250円/枚 (本カードが無料なら1枚目初年度無料) |
利用限度額 | 10万円〜100万円 |
海外旅行傷害保険 | 最大3,000万円 |
交換可能マイル | – |
JCB法人カードは、年間利用金額に応じてポイント還元率が上がっていくカードで、最大0.75%まで上がります。
年間利用額 | ポイント還元率 |
30万円以下 | 0.5% |
30万円以上 | 0.55% |
50万円以上 | 0.6% |
100万円以上 | 0.75% |
OkiDokiランドを経由してネットショッピングをすれば、ポイント還元率は最大20倍まで上がります。
国内外の旅行傷害保険が最大3,000万円利用付帯されており、JCB法人会員限定の様々な特典があります。
また、経費精算ソフトの弥生オンラインなら初年度無料、その他のソフトも初年度15%オフで利用できるので、コストカットに役立てちます!
また、2019年9月31日までにネット申し込みをすると最大7,000円分のJCBギフトカードプレゼントされるキャンペーンの対象になります。
- 2019年9月31日までにネット申し込みをすると最大7,000円分のJCBギフトカードプレゼントされます!
- ネットから申し込めば初年度年会費無料!(追加カード含む}
- 国内外の旅行傷害保険が最高3,000万円
- 年間利用金額に応じてポイント還元率がアップ!(100万円利用で0.75%)
- 「OkiDokiランド」経由でネットショッピングすれば還元率をさらに上げることも可能!(最大20倍)
- 「じゃらん.net」法人向け宿泊プランの優待価格で利用可能!
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- 他にも航空券、新幹線のチケット、オフィス用品、旅行プランの相談など特典が様々!
- JCB法人カードなら「タクシーチケット」が発行できる!
法人カードおすすめランキング第3位:オリコEXGold forBiz M/S
基本情報 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 2,000円(税別) |
ポイント還元率 | 0.6% |
国際ブランド | VISA/MasterCard |
ETCカード | Sの場合無料/1枚まで Mの場合無料/追加分発行可 |
追加カード | 無料/3枚まで |
利用限度額 | 10万円〜300万円 |
海外旅行傷害保険 | 最大2,000万円 |
交換可能マイル | – |
オリコEXGold forBizには「オリコEXGold forBiz M」と「オリコEXGold forBiz S」2種類があります。
基本的な機能は一緒ですが、違いは以下の通りです。
- Mは法人代表用→キャッシング機能が使えないが追加カードが3枚まで無料で発行できる
- Sは個人事業主用→キャッシング機能が最大100万円まで利用できる
また、国際ブランドもVISAかMasterCardの2つが選べますが、優待特典が異なります。
経理管理、出張、接待、ビジネスに役立つ特典が国際ブランドで異なるので、申し込みの際はどちらが自分にあっているか確認してから申し込む用にしてください。
ポイント還元率も利用金額によってどんどん上がっていくのでポイントを貯めるのにも向いている法人カードでおすすめです!
年間利用額 | ポイント還元率 |
50万円以下 | 0.6% |
50万円以上100万円未満 | 0.85% |
100万円以上200万円未満 | 0.95% |
200万円以上 | 1.1% |
- オリコEXGold forBizのMは法人代表用、Sは個人事業主用
- Mはキャッシング機能はないが、追加カードが3枚まで発行可能
- Sは最大100万円までキャッシング機能が付いている
- 利用金額に応じてポイント還元率がアップ!(最大1.1%)
- 「オリコモール」経由でネットショッピングをするとポイント還元率最大15倍までアップ
- VISAとMasterCardで優待特典が異なる
- 国内外22ヶ所の空港ラウンジが無料で使えます!
- 福利厚生サービスの「ベネフィット・ステーション」約140万件のサービスや施設が優待価格で利用できます!
- 「ご融資金利優遇制度」を使えば大きな資金も集めることができる!
- 海外旅行傷害保険は最大2,000万円まで充実保障!
- ETCカードは年会費・発行手数料無料で高速道路料金が最大50%OFF!
- 国税の支払いにも対応している納付サービスが地味に役立つ!
法人カードおすすめランキング第4位:三井住友ビジネスカード for Owners(クラシック)
基本情報 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 1,250円(税別) インターネット入会で初年度年会費無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA/MasterCard |
ETCカード | 通常税抜540円 初年度無料 年に1回以上のETCカード利用で翌年無料 |
追加カード | 年会費400円/枚 |
利用限度額 | 10万円〜150万円 |
海外旅行傷害保険 | 最大2,000万円 |
交換可能マイル | – |
三井住友ビジネスカード for Owners(クラシック)は、三井住友が発行する法人カードで個人事業主、法人経営をしている方を対象に発行しています。
このカードのメリットは「マイ・ペイすリボ」の登録で実質年会費を無料にでき、対象の店舗で決済すれば還元率最大3倍。
「ポイントUPモール」を経由して対象のネットショッピングサイトで決済すれば還元率は最大20倍になります。
もちろんビジネスで役立つ、ホテル予約や航空券、デスクなども付帯されています。
また、三井住友の法人カードはステータス性もあるので、人まで出しても恥ずかしくないカードと言えます。
- 「マイ・ペイすリボ」の登録でリボ払い手数料の支払いがあればポイント還元率2倍!
- ポイントUPモールを経由してAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、LOHACO、ベルメゾンネットで決済すれば還元率20倍!
- ビジネス用じゃらんnetホテル予約、エアライン&ホテルデスク、海外レンタカー優待サービスのビジネスで役立つ特典が盛りだくさん
- 福利厚生サービスの「ベネフィット・ワン」で国内外1,000ヵ所の対象施設サービスを割引料金で利用できてしまう!
- ビジネスサポート優待でオフィス用品や引っ越し割引、輸送割引なども地味に助かる!
- 法人経営者でキャッシングサービスが固定金利で使える数少ない法人カード
- 海外旅行傷害保険も最大2,000万円と充実保障!
法人カードおすすめランキング第5位:楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)
基本情報 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 税込2,160円 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | VISA |
ETCカード | 年会費540円/枚(1枚目無料) |
追加カード | 楽天プレミアムカードの追加カードが 楽天ビジネスカードです。 |
利用限度額 | 10万円〜300万円 |
海外旅行傷害保険 | 楽天プレミアムカードに最大5,000万円 |
交換可能マイル | ANAマイル |
楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカード(年会費10,800円)の追加カードとして発行できる法人カードです。
他の法人カードと違い単体で申し込みをすることはできません。
なので、楽天プレミアムカードを発行してから楽天ビジネスカードを発行する必要があります。
楽天プレミアムカードは個人用に使い、楽天ビジネスカードは法人用で使うと便利ですよ!
楽天ビジネスカードの特徴は、ポイント還元率が通常で1%と高水準で、楽天市場で使えばポイント還元率が4倍の4%になります。
現在、新規入会キャンペーンで今なら3,000ポイントがプレゼントされるので、楽天で法人カードを作りたい方は、以下のバナーまたは、ボタンから申し込むと、キャンペーンの対象になることができます。
また、海外旅行傷害保険も楽天プレミアムカード側に最大5,000万円(利用付帯)まで保障されます。
さらに、400以上の都市、120以上の国や地域で800カ所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが特典で付帯され年会費分以上の価値があります。
- 楽天ビジネスカードが楽天プレミアムカードの追加カードとして発行する
- 海外旅行傷害保険は楽天プレミアムカードに最大5,000万円利用付帯
- ポイント還元率は1%と高水準!
- 楽天ビジネスカードに申し込むと新規入会キャンペーンで3,000ポイントプレゼント!
- 楽天市場で楽天ビジネスカード決済をすればポイント還元率驚異の4倍!
- 楽天プレミアムカードは個人用、楽天ビジネスカードは法人用で使い分けると管理が楽!
- ETCカードは1枚目無料!2枚目以降540円で無制限で発行できる!
- 400以上の都市、120以上の国や地域で800カ所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが特典で付いてくる!
審査が不安な法人様は、SBSプレミアムカードも要チェック!
また、法人設立したての業者さんや、「法人カードの申請が通らない!」という方は、SBSプレミアムカードを検討されるのがオススメです!
SBSプレミアムカードは、カード会社自らが、「審査が通らなかった法人様や経営者の方向け」と自称するほど、審査の面で有利なカードです。
SBSプレミアムカードであれば、今までカード決済ができないと支障をきたしていた業務も、一瞬で行えるようになり、非常に便利です。
「審査面が不安…。」「審査に何度か落ちた…。」という事業者様は、SBSプレミアムカードも検討してみましょう。
「法人カードの審査に落ちてしまった」「審査が不安」という方はチャージ式のBizプリカがおすすめ!
Bizプリカは、「MasterCard加盟店」で利用できる、法人向けのプリペイドカードサービスです。
Suicaや楽天Edyのように事前にチャージしてから決済に使う決済方式であることから、審査が法人カードに比べて緩いです。
導入の大きなメリットは企業の「経理部門」「営業部門」「経営」の3つの課題を解決することができます。
以下はBizプリカ公式YouTubeがサービス内容や特徴についてまとめたものになります。
- Mastercardブランドがついた法人向けプリペイドカード
- 年会費は1枚あたりたったの100円(税抜)/発行上限なし
- 入会やカード発行手数料、カード発送費などの手数料がかからないので、導入費用0円!
- 今なら無料トライアルで半年間は年会費無料!
- 登録した口座から直接チャージできる!
- Bizプリカを使うと、決済情報が速報(メール)ですぐわかる
- 精算事務がBizプリカの管理画面でわかるので負担軽減ができる
- 管理職に就いていない社員にも持たせることができる!
- 経費精算ソフトや会計ソフトとも連携しているので使いやすい!
法人カードの選び方と比較ポイントについて
法人カードの選び方や比較するポイントには以下の5つが挙げられます。
- 法人カードの選び方・比較ポイント①:審査基準で選ぶ
- 法人カードの選び方・比較ポイント②:年会費で選ぶ
- 法人カードの選び方・比較ポイント③:利用限度額で選ぶ
- 法人カードの選び方・比較ポイント④:追加カード発行枚数で選ぶ
- 法人カードの選び方・比較ポイント⑤:付帯サービスで選ぶ
上記内容を以下の章でそれぞれ詳しく解説していきます。
法人カードの選び方・比較ポイント①:審査基準で選ぶ
法人カードも通常の個人用クレジットカード同様、各種「審査基準」が設けられています。
審査の基準に関しても、法人カード発行会社が公言しているわけではないので100%審査に通る法人カードはありません。
しかしそれでも審査基準がそれほど高くない法人カードがあるのもまた事実です。
審査基準が甘い法人カードを選ぶなら以下2枚の法人カードがおすすめです。
項目 | アメックス・ビジネスゴールド | オリコEXGold forBiz |
券面 | ||
年会費 | 31,000円 (初年度無料) |
2,000円 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.6% |
限度額 | 審査基準で決定 | 10万円〜300万円 |
追加カード | 税抜12,000円/枚 | 無料/3枚まで |
ETCカード | 年会費500円/枚(5枚まで) | Sの場合無料/1枚まで Mの場合無料/追加分発行可 |
海外旅行傷害保険 | 最大1億円 | 最大2,000万円 |
交換可能マイル | ANAマイル/スカイマイル | – |
法人カードの選び方・比較ポイント②:年会費で選ぶ
法人カードのほとんどが年会費が有料のものが多いです。
年会費が安い法人カードを選べば当然、コスト浮かすことにもつながりますが、その分特典やサービスのグレードが落ちたりします。
なので、自分でもこの年会費なら問題なく、ビジネスでも活かせる法人カードを見つけるのがポイントとなるでしょう。
年会費が有料と言っても、1ヶ月ごとに割って計算すると数百円〜数千円で収まるものが多いので、出来るだけ年会費が高い法人カードを選ぶことをおすすめします。
以下、「年会費無料の法人カード」と「年会費が安い法人カード」をピックアップしたので参考にしてください!
項目 | ライフカードビジネスライト | 三井住友forOwnersクラシック |
券面 | ||
年会費 | 永年無料 | 1,250円(税別) インターネット入会で初年度年会費無料 |
ポイント還元率 | – | 0.5% |
限度額 | 10~200万円 | 10万円〜150万円 |
追加カード | 無料/3枚まで | 年会費400円/枚 |
ETCカード | 無料/1枚まで通常税抜540円 | 初年度無料 年に1回以上のETCカード利用で翌年無料 |
海外旅行傷害保険 | – | 最大2,000万円 |
交換可能マイル | – | – |
法人カードの選び方・比較ポイント③:利用限度額で選ぶ
法人カードを選ぶ際のポイントには限度額がいくら設けられているのかも重要になるでしょう。
経費決済が多い方であれば、限度額が大きいに越したことはありません。
以下で紹介する法人カードは限度額が大きく設定されているものになります。
ETCカード無料/枚Sの場合無料/1枚までMの場合無料/追加分発行可
項目 | セゾンプラチナビジネスアメックス | オリコEXGold forBiz |
券面 | ||
年会費 | 税抜20,000円 | 2,000円 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.6% |
限度額 | 10万~500万 | 10万〜300万 |
追加カード | 税込3,000円/4枚まで | 無料/3枚まで |
海外旅行傷害保険 | 最大1億円 | 最大2,000万円 |
交換可能マイル | ANAマイル/JALマイル | – |
法人カードの選び方・比較ポイント④:追加カード発行枚数で選ぶ
個人事業主の方であれば追加カードは必要ないかもしれませんが、法人経営をしている方であれば、従業員に追加カードをもたせたいと考える方もいるでしょう。
その際に追加カードを持っていれば、経理処理を楽にすることができます。
また、法人カードには保険が付帯されていますが、これは追加カードにも適応されるので、出張に行く社員の保険に加入する必要がなくなるというメリットもあります。
項目 | JCB法人カード | 三井住友ビジネスカード for Owners(クラシック) |
券面 | ||
年会費 | 1,250円(税別) (オンライン入会で初年度無料) |
1,250円(税別) (オンライン入会で初年度無料) |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
限度額 | 10万円〜100万円 | 10万円〜150万円 |
追加カード | 年会費税抜1,250円/枚 (本カードが無料なら1枚目初年度無料) |
年会費400円/枚 |
ETCカード | 年会費1,250円/枚 (本カードが無料なら1枚目初年度無料) |
通常税抜540円 初年度無料 年に1回以上のETCカード利用で翌年無料 |
海外旅行傷害保険 | 最大3,000万円 | 最大2,000万円 |
交換可能マイル | – | – |
法人カードの選び方・比較ポイント⑤:付帯サービスで選ぶ
法人カードを付帯サービスで選ぶのも重要です。
法人カードの特典には「入会特典」と「付帯特典」の2種類があります。
入会特典はポイントプレゼントが多いですが、付帯特典はカードランクや発行会社によって異なります。
カードランクが高くなれば高くなるほど、良質な付帯サービスが付いてくるので、自分に必要な特典がある法人カードを選ぶのが重要です。
項目 | 三井住友プラチナforOwners | アメックスビジネスゴールド |
券面 | ||
年会費 | 税抜50,000円 | 税抜31,000円 (初年度無料) |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
限度額 | 200万~500万 | 審査基準で決定 |
追加カード | 年会費5,000円/枚 | 12,000円/枚 |
ETCカード | 無料/枚 | 年会費500円/枚(5枚まで) |
海外旅行傷害保険 | 最大1億円 | 最大1億円 |
交換可能マイル | – | ANAマイル/スカイマイル |
目的別でおすすめの法人カードを複数枚比較
法人カードを選ぶ基準や比較ポイントで大体自分におすすめのカードを絞られてきたと思います。
この章では、確実にあなたにあったおすすめの法人カードを絞り込むために、目的別にカードを紹介していきます。
まだ、法人カード選びに悩んでいる方は今回紹介する法人カードの中から選ぶことで損をすることはないと思いますので、参考にしてください。
創業から間もない・1年未満の方におすすめ法人カード
項目 | アメックス・ビジネスゴールド | オリコEXGold forBiz |
券面 | ||
年会費 | 31,000円 (初年度無料) |
2,000円 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.6% |
限度額 | 審査基準で決定 | 10万円〜300万円 |
追加カード | 税抜12,000円/枚 | 無料/3枚まで |
ETCカード | 年会費500円/枚(5枚まで) | Sの場合無料/1枚まで Mの場合無料/追加分発行可 |
海外旅行傷害保険 | 最大1億円 | 最大2,000万円 |
交換可能マイル | ANAマイル/スカイマイル | – |
法人カードは基本的に設立3年以上、黒字決算が連続2期以上であると審査に通過しやすいと言われています。
法人経営でも個人事業主でも90%以上が3年以内に倒産するデータがあることからこのような基準が生まれたと考えられています。
しかし、法人カードを発行する会社にはこのように公言はしていません。
実際に創業1年目でも審査に通った方も多くいるのもまた事実です。
法人カードの中でも、創業1年目の方におすすめなのは「アメックスビジネスゴールド」と「オリコEXGold forBiz」です。
コスパ重視でとにかくポイントをザクザク貯めたい人におすすめの法人カード
項目 | 楽天ビジネスカード | オリコEXGold forBiz |
券面 | ||
年会費 | 税抜2,000円 (楽天プレミアムカード:10,800円) |
2,000円 |
ポイント還元率 | 常時1% | 0.6%(最大ポイント還元率1.1%) |
限度額 | 10万円〜300万円 | 10万円〜300万円 |
追加カード | 楽天プレミアムカードの追加カードが 楽天ビジネスカードです。 |
無料/3枚まで |
ETCカード | 年会費540円/枚(1枚目無料) | Sの場合無料/1枚まで Mの場合無料/追加分発行可 |
海外旅行傷害保険 | 楽天プレミアムカードに最大5,000万円 | 最大2,000万円 |
交換可能マイル | ANAマイル/スカイマイル | ANAマイル |
コスパ重視でポイントをザクザク貯めたい方には「楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)」と「オリコEXGold forBiz」がおすすめです。
楽天ビジネスカードは常時1%のポイント還元と高く、楽天市場での決済でポイント還元率が4倍まで上がります。
オリコEXGold forBizは通常還元率が0.6%と低く感じがちですが、その年の決済金額によってポイント還元率が徐々に上がっていき、最大で通常還元率を1.1%まで上げることができます。
ポイントが貯まればそれだけコスト削減に繋げることができるので、コスパ重視の方は上記2枚の法人カードが最もおすすめです。
【マイル還元率重視】飛行機に乗る機会が多い人におすすめの法人カード
項目 | アメックス・ビジネスゴールド | セゾンプラチナビジネスアメックス |
券面 | ||
年会費 | 31,000円 (初年度無料) |
税抜20,000円 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
限度額 | 審査基準で決定 | 10万~500万 |
追加カード | 税抜12,000円/枚 | 税込3,000円/4枚まで |
ETCカード | 年会費500円/枚(5枚まで) | 無料/枚 |
海外旅行傷害保険 | 最大1億円 | 最大1億円 |
交換可能マイル | ANAマイル/スカイマイル | ANAマイル/JALマイル |
マイルをとにかく貯めたいという方は、「アメックスビジネスゴールド」か「セゾンビジネスアメックスプラチナ」がおすすめです。
JALマイルを貯めたい方は、セゾンビジネスアメックスプラチナが良いでしょう。
マイル還元率は最大1.125%と非常に高くどの法人カードよりもJALマイルが多くたまります。
この還元率は毎月50万円以上の決済で東京からハワイのビジネスクラス往復航空チケットが無料で入手できるほどです。
アメックスビジネスゴールドなら、ANAを含む全15社のマイルを貯めることができ、マイル還元率は最大1%です。
ANAマイルの還元率が1%、その他のマイル還元率は0.8%と高水準で、自分がどのマイルを貯めたいかによって、どちらか選択すると良いでしょう。
ステータス性が高いおすすめの法人カード
項目 | アメックス・ビジネスゴールド | 三井住友プラチナforOwners |
券面 | ||
年会費 | 31,000円 (初年度無料) |
税抜50,000円 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
限度額 | 審査基準で決定 | 200万~500万 |
追加カード | 税抜12,000円/枚 | 税込3,000円/4枚まで |
ETCカード | 年会費500円/枚(5枚まで) | 年会費5,000円/枚 |
海外旅行傷害保険 | 最大1億円 | 最大1億円 |
交換可能マイル | ANAマイル/スカイマイル | – |
ステータスカードとはその人の価値を表すものであり、法人カードにもステータスがあります。
中でも「アメックスビジネスゴールド」と「三井住友プラチナforOwners」はハイステータスとして人気があり、どちらかを持っていれば周りの人からも一目置かれること間違いなしです。
また法人経営の方であれば、社員の人たちよりも立場が上になるので、その人が一般の法人カードを持っていては示しがつかないということもあるでしょう。
なので、できればゴールドカード以上の法人カードを持っておくと良いでしょう。
ステータスカードは年会費が高いものが多いですが、それ相応の特典や付帯サービスがあり、年会費の元を取ることも可能です。
法人カードのメリット
法人カードを発行するメリットには以下の4つが挙げられます。
- ポイントが還元されるので現金払いよりもお得
- 経費精算が楽になり、仮払いや立て替えが必要ない
- 会議旅行障害保険や空港ラウンジサービスなどの付帯サービスが利用できる
- 法人カードの種類によっては福利厚生サービスが利用できる
上記メリットについて以下の章で詳しく解説していきます。
ポイント還元がされるので、現金払いよりも圧倒的にお得!
クレジットカードや法人カードにはカード決済をすることで、決済金額に応じてポイントが還元されます。
ポイントの種類は発行会社によって異なるものの、マイルに変えたり、商品券などに交換できます。
また、公共料金の支払いや税金の支払いにも利用できるので、なるべくカード決済をしポイントをザクザク貯めてください。
現金払いでは、ポイントが付与されないので、法人カード決済は現金よりお得ということを覚えておきましょう!
法人カードなら経費精算が楽に!仮払いや立て替えも必要なくなる
法人カードなら、いつ、どこで、いくら使ったが可視化できるだけでなく、経理システムに簡単に取り組むことができます。
また、出張費や消耗品などを従業員が購入した場合、立替えるか後日精算するのが一般的でしたが、従業員に追加カードを持たせておけば、この手間を省くことができるのです。
毎月の経費を明細書で確認できるので、経費に関する計上漏れ、請求漏れがなくなりますよ!
さらに、個人用と会社の支払いを分けることができるので、お金管理が非常に楽になるので、これはメリットと言えます。
海外旅行保険や空港ラウンジなどの付帯サービスが利用できる
法人カードには海外旅行保険やショッピング保険の他にも、空港ラウンジが無料で利用できる特典やサービスが豊富にあります。
もちろん年会費が高い法人カードになればなるほど、付帯サービスも豪華になります。
特にプライオリティ・パスが付いている法人カードはおすすめです。
プライオリティ・パスとは、海外の主要空港1,200箇所以上でプライオリティ・パス提携空港ラウンジ(VIPラウンジ)が利用できるカードのことで、年会費99USドル(日本円1万円)が本来かかるところ無料で入会できるものもあります。
法人カードの付帯サービスが自分のビジネスでも活かせるかどうかで法人カードを選ぶようにしましょう!
法人カードによっては福利厚生サービスを提供している種類もある
法人カードの種類によっては福利厚生サービスを提供しているものがあります。
もちろんカードによって福利厚生の内容は違いますが、優待価格でホテルやアクティビティ施設を利用できたりします。
他にも生活で役立つ、飲食店の割引、人間ドッグ、エステ、介護などのサービスもあるので、会社にあった福利厚生サービスがある法人カードを選ぶと良いでしょう!
法人カードのデメリット
法人カードのデメリットには以下の3つが挙げられます。
- 法人カードの限度額が初期だと小さい
- 法人経営者の場合、キャッシングサービスが使えない
- 法人カードはゴールドカード以上でないとクライアントにマイナスイメージを与える
上記デメリットについて以下の章で詳しく解説していきます。
法人カードの限度額が初期だと小さい
創業したてや、1年目で法人カードを発行すると限度額小さく設定されてしまうことがあります。
特に年会費が無料、安いカードだと限度額は最初30万円〜50万円程度に設定されていることが多いです。
法人カードは引き落とし日が翌々月(2ヶ月後)のため、仮に限度額が50万円だとしたら、1ヶ月に決済できる金額は25万円になります。
月の途中で法人カード決済ができないと、現金支払いにならざる終えないため、会計処理が複雑になってしまうことでしょう。
この点はデメリットとして挙げられます。
法人経営者の場合、キャッシングサービスが使えない
法人経営の場合、キャッシングサービスが使えないことがあります。
個人事業主はキャッシングサービスを使えるが、法人経営のほとんどがキャッシンサービスを利用できません。
個人と違って法人は倒産により、貸し倒れになるリスクが大きいためです。
事業資金を集めるために、法人カードのキャッシングサービスは利用できないことを覚えておきましょう。
もし、資金が必要な場合は、ビジネスローンや法人カードローンを活用しましょう!
法人カードはゴールドカード以上でないとクライアントにマイナスイメージを与える
接待や人と会う機会の多い人はゴールドカード以上の法人カードを持っていないとクライアントにマイナスイメージを植え付けることになる場合があります。
理由としては、会社の経営者であろうとも人が一般カードを使っていると、「経営が安定していないのではないか?」「年会費を払う余裕もないのか」などの印象を与えるためです。
もちろん創業して間もない場合でも、そこまで利益が出てないのに会社化したのではと思われてしまうので、覚えておきましょう。
まとめ
法人カードのおすすめは人によって異なります。
重要なのは、何を目的に法人カードを発行するかです。
単に経費精算を楽にしたいだけなら、一般の法人カードでも十分です。
総合的にみておすすめの法人カードは「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」です。
創業してから間もない、1年目でも審査に通る確率が高く、ステータスとしても申し分ありません。
また、海外旅行傷害保険は最大1億円保障される他、空港VIPラウンジが利用できるプライオリティ・パスに無料で入会できます。
ビジネスで役立つ会計ソフトや、マイルを貯めたい方にもおすすめです。
法人カード選びで悩んでいる方は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードに申し込んでみてはいかがでしょうか?